■人々が暮らしていく中で、ともすれば忘れがちで、しかしとても大切な「日常」を、安心で安全に、豊かに、そして素敵にしていくために何ができるだろうか、そんなことを考えながら仕事に取り組んでいます。
そのために「建築」という分野を広くとらえようとしてきました。そして「ハウジング」や「ビルディング」のほかにもできることや取り組まなければならないことを模索してきました。
■その結果、「まちづくり」にかかわることで多くの体験を重ねることができました。それは「子どもの体験学習」をはじめとした活動から見出すことができた「多世代のネットワーク」を活かしながら「異分野のコラボレーション」による新たな分野の開拓につながりました。
■その一つが「福祉」部門の仕事です。いわゆる福祉用具のレンタルや販売から始まり、その方の暮らし全般にわたる相談もいただくようになりました。
そうした中から、さまざまな職人さんたちと出会い、それぞれの経験に基づく知恵や技術を組み合わせながら、人々の暮らしの場面をつくり上げていくことにつながりました。
また、これらの仕事を側面から支えてくださる法律家や不動産部門の専門家の方々との連携も、少しずつですが充実してきております。
■こうした方々と共に協働して、「建築設計」「まちづくり」「福祉」を柱に、多くの方の暮らしの場づくりに取り組んでいきたいと考えています。